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今日の木曜日はインプラントの埋入手術でした。ただそれだけならいつもと同じなのですが、今日の手術は見学者が少々ご来院の上でのオペとなった。手術自体はいつもやっていることとさほど変わりないので緊張することもないのですが、見学の目的が手術自体というよりも大月歯科医院で行っている手術全体のマネージメント部分の見学も行いたいと言うことで、ドクターだけでなくスタッフのみなさんも合わせての見学となったのです。
当院の本日のオペ出勤スタッフは私を含めて3人。当院ではいつもこの人数です。直接介助者の児仁井さんと間接介助者の影山さんです。大月歯科医院ではこれら直介と間介の役割をきちんと決めていて、それぞれの与えられた仕事をきちんとこなしてもらうことで手術全体のパフォーマンスを上げるように心がけています。それは単純に手術自体のテクニックのみに留まらない、患者様の心に残る手術をスタッフ全員で行いたいという私自身の気持ちの表れでもあるのです。この方針は開院当時から何も変わっていない。
そのために各役割に与えられた仕事をパーフェクトにこなしてもらうことをいつも私は望んでいます。
実は今日の間介の影山さんは前回のオペの時の間接介助の時上手くオペ写真を撮影することができなかったのです。私はその手術後彼女にある課題を出しました。それは次の間介の時までにきちんと該当部位のオペ写真が撮れるようになること。そしてそのために毎日時間を少しでも設けて写真を撮る練習をすること。
彼女はとても素直な性格の持ち主なので、必ず練習するだろうと考えての課題でした。ですからそれ以外には何も言わず、何も聞かず、その時が来るのを待つことにしていました。
そしてその時がやってきたのです。
実は昨日練習して撮った写真をちらっと見て、充分撮れるなとは思っていたのですが、彼女にこのように言いました。
『明日は見学者もたくさん来るから、ビシッと決めてくれよ。私に恥をかかせないようにな。。』
彼女の性格にこの言葉はかなりのプレッシャーだと思う。
でもね、だからこそそれを乗り越えなければならない壁があるのです。いくら練習で上手く撮れても本番で、特にオペの写真はその時しか撮れません。失敗は許されないのです。プレッシャーを感じないわけがないのです。
彼女にわかってほしい、そして知ってほしい一番大切なことは『プレッシャーを楽しむ』すべを知ってほしいのです。
プレッシャーを楽しめるようになるにはそれまでにその何倍もの努力、修練に裏打ちされた自信がなければなりません。彼女は努力家なので必ず上手くやれるはず...だからこそ与えるプレッシャー。
そうでなければプレッシャーではなく脅迫になってしまうのです(^^;)。
さて、オペ当日の今日、実際オペが始まって最初の写真の瞬間がやってきました。彼女は上手くやってくれるだろうか?私も内心ドキドキものだったのですが、彼女はきちんと自分の仕事をこなしてくれました。写真も上手くバッチリ撮れています。ありがとう!とりあえず恥かかんで済みそうです(笑)。
手術が終わって影山さんにきちんと仕事ができていたことに対してお礼を言いました。
私 『影山さん、ご苦労様でした。今日の写真は上手く撮れたね。これでもうばっちりじゃな。』
彼女『はい。でも最後の1枚の写真が少し位置がずれていました。』
いえいえ、充分ですよ。前は表現さえできなかったのですから(笑)。
プレッシャーから解き放たれた彼女の顔にはプレッシャーを乗り越えて仕事をこなせた満足感でいっぱいのように見えました。きっと彼女の中では練習で得られた『自信』が『確信』に変わったことでしょう。
プレッシャーをおそれることはない。それにうち勝つに十分な努力、そして修練を積み重ねることでそのプレッシャーを乗り越えることができるのです。そしてそのプレッシャーを乗り越えた人には『確信』という宝物が待っているのです。
ちょっとはわかってもらえたかな???
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